【ネタバレなし】映画『アメリ』のあらすじ・感想

あらすじ


神経質な元教師の母親と、元軍医の父親との間に生まれたアメリは、両親からあまり構ってもらえず身体接触は医者の父親による心臓検診の時だけだった。
父親に触れてもらうことを望むあまり、検査のたびに動悸が激しくなるため父親は心臓に障害があると勘違いし、学校へ行かせてもらえず周囲との関わりを絶たれたアメリはひとり寂しく空想に更ける幼少期を過ごしていた。
やがて22歳になったアメリはモンマルトルのカフェで働きながらもコミュニケーション不全を抱えたまま相変わらず不思議な空想に更ける日々。
そんなある日、他人の証明写真を集めるのが趣味という風変わりな青年ニノに出会い一目惚れをするが、どう気持ちを伝えれば良いか分からずニノの置き忘れた証明写真コレクションアルバムを使って彼に近づこうとする。

感想


不思議な青年ニノに恋をしたコミュ障アメリがあの手この手で彼に近づこうとする。
筆者もコミュ障なところがあるのでアメリに少し共感できる部分があると感じた。

フランスが舞台ということもあってか、世界観がとてもオシャレでかわいい。そこまで難しい内容でもないので流し見しているだけでも癒される映画かも。
大人なシーンが少しあったりするので家族と一緒に見ると気まずくなるかもしれません。
個人的にはひとりで観るか、恋人と観るのがおすすめ。

キャスト・登場人物


監督『ジャン=ピエール・ジュネ』

監督は、独特の世界観とブラックユーモアに定評のあるジャン=ピエール・ジュネ

1997年に『エイリアン4』の監督に起用されハリウッドデビューしたあと、フランスに戻り『アメリ』を発表しました。

本作は全世界で興行収入1億ドルを突破。
アメリのようなおかっぱのヘアスタイルや、作中に登場するインテリア等、映画の世界観を真似る女子たちが急増し『アメリ現象』と呼ばれる社会現象を巻き起こしました。

確かに映画に出てくるインテリアなどはどれもかわいくてキュンキュンします!

主演女優『オドレイ・トトゥ』


主演はフランスの女優オドレイ・トトゥ
本作をきっかけに有名となり、『ダ・ヴィンチ・コード』『ココ・アヴァン・シャネル』などにも出演しています。

実は監督のジャン=ピエール・ジュネは元々、イギリス人女優のエミリー・ワトソンを思い浮かべて脚本を執筆していたそう。しかしエミリー・ワトソンがプロジェクトから降りてしまったため、やむを得ず主人公をフランス人のキャラクターに変更。
それからなんやかんやあって、たまたま監督の目に止まったオドレイ・トトゥが主演に抜擢された。

もしエミリー・ワトソンが起用されていれば、今日のアメリとはまた違った雰囲気になっていたかもしれませんね。

主演男優『マチュー・カソヴィッツ』

ニノ役はマチュー・カソヴィッツ
フランス、パリの人種差別を描いた『憎しみ』という作品で監督を務めた人物です。

配信されているサービス

『アメリ』は、以下の配信サービスで見ることが出来ます。

  • U-NEXT
  • Hulu
  • Netflix
  • WOWOWオンデマンド

まとめ

ジュネ監督のブラックユーモアが随所に散りばめられた不思議な世界観を持つ作品ですが、観るたびに新たな発見があり観る者を温かな気持ちにさせる作品だと感じました。まだ見たことのない人はぜひ一度観てみてはいかがでしょうか。

投稿者 masao

大阪生まれ。B型。洋画が好きな普通の会社員です。映画の感想を中心におすすめの映画を紹介していきます。

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